塩彼氏の愛④ ドッキリ編

よく考えてみると


私もちゃんと聞けば良かったんだ…


不満や不安ばかり溜め込んで
1人で悩んで…


コウちゃんはきっと
こうなる事がわかってて
私達に話し合いの場を設けてくれたんだね…


ならば、しっかり聞かなくちゃ。


そうしないと、また私は不安になって
不満を溜め込む。  


繰り返すだけだ…


意を決して聞こう。


「ねぇ?なんでユンちゃん最近素っ気ないの?
良かったら理由を聞かせてくれないかな?」


すると、ユンちゃんは
かなり気不味そうな顔をしながら黙り込む


………


すると言いにくそうな顔をしながら


「…悩ませてごめん。俺の問題なんだよ…
ハナにとって良い話じゃないと思うけど…
俺の事…引かない?」



「うん、引かないよ  知りたい。」


ユンちゃんの目を真っ直ぐ見て頷く。


………


「…わかった。 
付き合って1年になるだろ?
俺も…そろそろ限界なんだよ。
ハナといると抑えが効かなくなってきてて…
キスだけじゃもうたりない…
その…ハナといると触りたくて抱きたくなる。
でもハナを傷付けたくはないんだ…
ごめんな、忍耐力がなくて… だから…」



「えっ?そんな事で私を遠ざけてたの??」



「そんな事じゃないだろ…
女にとっては大事な事だろ?」


あー


もう、ユンちゃんは昔からそう



素直じゃないくせに



自分の事より私の心配ばかり…