夏の風



「まさか!心から応援してるよ〜」


「本当かよ…でも、マジかなり緊張はしてる」



「素直じゃん」



「俺は前から素直だよ」


翼くんは暗い空に向かってため息を吐き出すように煙りを吐いた 



「いいなぁ〜絶対うまくいくもん…あたしなんか…ハァ…」



「うわっ!ため息、暗いぞお前!」



「暗くもなるよ〜あたしの好きな人には彼女はいるし、親友はキスしちゃうしわけわかんないんだもん」



「なんだよそいつ!彼女いるのに他の女とキスしたりするのかよ…マジありえねぇ」



翼くんは本当にイヤそうな顔をした 


「翼くんは間違ってもそんなことしないでしょ?」



「当たり前だよ!何でお前そんな奴好きなわけ?」



「何でだろ…気付いたら好きになってたんだよ」