夏の風



サキは落ちついた物腰で自分の席に座った 


あたし達もサキの近くに椅子を持ってきて座った 


「あのね…」


ウフッ… 


とサキは幸せそうに笑いながら 


「かなりのイケメンだったの!!」


「いいなぁ〜」


志乃がすかさずため息をついた 


「それで?」


あたしは続きが気になりサキを促した 


「歳は2つ上で、高校は中退してるらしくて、今は働いているみたい!しかも肉体労働系!」


「「おおっ!!」」


「で、もう言うことないし向こうもサキのこと気に入ってくれたから、付き合うことにしたの!」


サキは思いっきり幸せそうに笑った