夏の風



あたしの背中をさするサキの手が汗ばんでいる 


全力で走ったため、三人とも汗だくだった 


流れる汗をハンカチで拭いながら志乃は 


「大山だとすると、ちょっと面倒だね。明日の呼び出しは確実だね〜」


「え〜っっ!大山しつこいんだよね〜」


あたしはうんざりした 


一年の時にもピアスと髪の色のことで生徒指導室でみっちりしごかれた 


「あたしだって〜絶対この金髪まで言われるよ〜」


サキも自分の金髪の髪を触りながら嘆いていた 


「しょうがないでしょ?!だいたい、抜け出したかったサキと亜耶にあたしは付き合って、挙げ句の果てに明日は説教にも付き合うんだからね!」


確かに…こんなリスクを背負って志乃は何で一緒に来てくれたんだろう?