夏の風



「用意は良い?行くよっ!」


バタバタバタ……


あたし達は三人揃って玄関を飛び出した 


職員室前を通り過ぎる… 

「コラァ〜!!お前ら何年だぁ〜!!」


先生の怒鳴り声を背中に浴びながら夢中で走った 


「待ちなさぁ〜い!!」 

「「キャー!!」」


「待てるかぁ〜!」


「ハァ…亜耶!…早くっ…」


「ハァ…わかっ…て……る…」


あたし達は本当に必死で走った


「コラァ…コラァ……」


いつしか、追いかけてくる先生の声も小さくなった