夏の風



「行こう!行くでしょ?」


あたしは行く気満々だった

だって週末まで我慢するはずが今日会えるんだもん


「行くって言ったって、授業抜け出せるかなぁ〜」


「このお昼休み中なら平気だよ!」


「サキ〜亜耶は一人でも行く気だよ。どうする?」


「う〜ん…何とか抜け出してみよっか?」



あたし達は荷物を持つと、そっと玄関まで行った 


難関は職員室の前を通らないと校門まで行けないこと 


「ど〜お?見つからずに済みそう?」


「イヤ…見つかるの覚悟で出るしかないね」


志乃の言う通り、見つからずに済む方法はなさそうだ 


「とりあえず、校門までダッシュ。で、その後もひたすら走る。どう?」


「「わかった」」


志乃の提案にあたしとサキが頷いた