夏の風



丈流くんはお決まりのようにあたしの口の周りについたクリームを長い指で拭るとペロリと舐めた


その行動があまりにも恥ずかしくて、あたしは慌てて自分の口をティッシュで拭いた



「フッ…亜耶は面白いな」



丈流くんは笑いながらテーブルに肘をつき、ケーキも食べずにずっとあたしを見てるからあたしは食べずらくなった



「丈流くんは食べないの?」



「俺、基本的に甘いもの好きじゃないから」



「えっ…ど〜するの?!まだこんなに沢山あるのに!」



「遠慮しないで食えよ!俺はさっき亜耶の口の周りについてたクリーム舐めたからそれで十分」



丈流くんはそう言いながらタバコをくわえた