夏の風



「あのね……」


あたしは昨夜の事をみんなに話した


みんなはただただ、ウンウンと相槌をうちながら聞いてくれていた



「あたし…二人の会話を許せる程大人じゃなくて…現実を受け入れる勇気もなくて……それで…」


「藤咲さん…実はね、あたし達前から藤咲さんはあの二人とはあわないんじゃないかって言ってたんだよ」


優しい声で須藤さんが話し出した


その声につられてあたしは少しだけ顔を上げた



「だから、心配しないで、あたし達は藤咲さんと仲良くなれたら嬉しいから」


須藤さんの言葉にどんどん癒やされていく