いつものようにユキちゃんの車に揺られていた朝。 ハンドルを握っていたユキちゃんが、突然私に言った。 「ごめん、志保。悪いけど、来月からバス通学か何かに変更してくれる?」 「え…?」 一瞬にして自分の顔がひきつるのがわかった。 「どうしたの…?急に…」 私、何か嫌われるようなことでもしたかな…。 それとも…。 何だか嫌な予感がした。