すると台所から戻ってきた恭平さんが、私の横であぐらをかきながら言った。 「幸男の彼女はね、俺の元奥さんだった人だよ」 「え…?」 私は驚いて、アルバム中の新婦の顔を穴が開くほど見つめてみた。 恭平さんの隣で笑っている綺麗な人…。 そういえば、 さっきから誰かに似てるなとは思っていたんだけど…、 あれ…? 私は目を疑った。 純白のウエディングドレスに身を包んだ彼女は、まだ若くて化粧もそんなに派手じゃないけど、 ものすごくみぽりんに似ていた。 …ていうか、 みぽりん本人に間違いなかった。