個人的には、幼い頃に初めて異性に抱いた感情（そういうのを「初恋」と呼ぶのでしょうが）が叶えられることは非常に稀なことだと思っています。
一般的に、人は経験がないうちはノウハウがなくて失敗することが多いし、何年も心変わりせずひとりの人を愛し続けるというのも奇跡に近いことだからです。
でも、大きくなっていろんな恋をするうちに、初めて「あ、この人は！」とか、「この人のためならたとえ火の中、水の中！」って思える人に出会えることもありますよね。
私的にはそういう恋を「初恋」って呼んでもいいんじゃないかと思っています。
そして、その恋を実らせるために一生懸命頑張る。
そういう意味での「初恋」なら、実る確立も高いのではないかと思って、今回志保の恋をこのような結末にさせてもらいました。
（恭平の恋は終わらせてしまったのでちょっと矛盾してるんですけど、彼のような考え方が必要なときもあると思い、あえてこのように書かせてもらいました。この件についてはまた後ほど言及させてもらいますね。）
