ひとり延々と悩んでいるとあっと言う間に時間が経って、 ユキちゃんの出勤時刻になってしまった。 とりあえずドアを開け外へ出る。 今朝の空は私の心を表すようにどんよりしていたけれど、 ユキちゃんがそれとは対照的な明るい笑顔を見せてくれたので、一瞬救われたような気がした。 いつもの挨拶を交わして、いつものように車に乗せてもらう。 そして流れた沈黙の時間…。