12月27日
夜、志保ちゃんがご両親と一緒に挨拶に来てくれた。
どういうわけか恭平と結婚することを決めたらしい。
志保ちゃんが16歳になるのを待って、結婚式は3月の終わりに挙げるとのこと。
それはそれで嬉しいのだけど、やっぱり心にひっかかるものがある。
志保ちゃんはまだ若い。
これから人生を謳歌しようってときに、好きでもない男と一緒になって、好きでもない男の子どもを産むなんて、やっぱりどうかと思う。
私が彼女の立場だったら、そんな人生絶対途中で投げ出してしまうだろう…。
やはり志保ちゃんには嫁に来ないよう、子どもも堕ろすよう説得した方がいいような気がしてきた。
私に未来はないけど、志保ちゃんにはそれがあるのだから、できれば私達のことは気にせず幸せになってほしい。
恭平にはいずれまた相応の女性が現われるだろう。
折を見て恭平にも相談してみようか…。
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