初恋グラフィティ


携帯電話をポケットから取り出したとき。


それはすぐ恭平さんに見つかってしまい、彼の右手によりあっさりと取り上げられてしまった。




「あ…、返してください…!」


「ダーメ」




恭平さんはそれをポイっと投げ放った。



投げられた携帯は、遠くの方でガシャンと音を立てて床に落ちた。




その鈍い音を聞きながら、私はひたすら抵抗し続けた。




「やめ…っ!」




けれど今度はスカートをめくられ、下に履いていたものを全部下ろされ、


今度ばかりは恥ずかしくて恥ずかしくて、顔から火が出そうだった。




「ちょっといい子にしててね」




恭平さんは腰からシザーケースを外してベルトをゆるめると、ズボンのジッパーを下ろして私に覆いかぶさってきた。




「嫌っ…!」


「いいからおとなしくしてろって…!」




恭平さんが私の中に入ってくると、痛みとともに体中に不思議な感覚が走った。



「いやぁぁっ…!」




どうしよう…。



ユキちゃん以外の人にこんなことされたくないよ…っ!