ユキちゃんが目を見開いた。
「そんな…、嘘だろ…?」
私は首を横に振った。
「ホントなの…」
「そんな…、そんなのってありかよ…」
ユキちゃんは動揺してるようだった。
「それでお前は子どもの父親が恭平だって言うのか…?」
私はゆっくりうなずいた。
「それで妊娠したって考えると、計算が合うから…」
「何だよ…、それ…」
ユキちゃんが私から目をそらした。
私は泣きながらユキちゃんに謝った。
「ごめんね…。私がバカだったせいでユキちゃんにまで迷惑かけて…」
私はユキちゃんに申し訳ない気持ちと、
何で恭平さんに体を許しちゃったんだろうという後悔でいっぱいだった。

