私は近くの公園に入ると、 ベンチに座りながら、雪が積もっていくのをじっと待っていた。 ユキちゃんは私が恭平さんと関わっていたことを知らないはずだから、 私の妊娠を知ったら絶対引くにきまってる…。 もうユキちゃんに合わせる顔がないよ…。 冷たい風が心の中にまで吹いてきた。 雪はどんどん激しさを増してくる。 私、このまま赤ちゃんと一緒に凍死したって構わないかも…。 そう思って、うとうとし始めたときだった。