それから私達はしばらく黙って互いの体温を感じていたけれど、 ついにユキちゃんがずっと待ってた言葉をくれた。 「俺達…、付き合おっか…?」 「え…?」 「俺達、付き合おう…?」 「…うそ」 「ホント」 微笑んだユキちゃんの言葉に、嬉しくて涙が出た。 …こんな日がくることをずっと願っていたはずなのに、 何だかまだ夢を見ているようだった。