初恋グラフィティ


そんな私の気持ちをよそに、ユキちゃんは部屋に入るやいなや私をベッドの上に押し倒した。




えっ…、



も…、もう…?!




こ…、心の準備ができてないんだけど…!!






けれどユキちゃんの顔はもう目の前にあって、その口がかすかに動いた。




「…ホ」




え…?




「…ミホ」




ユキちゃんはそう言って、私の上着に両手をかけた。






えっ…、


ちょっと待って…。




違うよ…?




私、みぽりんじゃないよ…?






もしかしてユキちゃん、私をみぽりんと勘違いしてる…?



それとも私をみぽりんの代わりにしてるの…?