「えっ…、志保…?」




ユキちゃんが腕をびくつかせた。




「ダメかな…?」




すがるようにユキちゃんを見上げると、


ユキちゃんはしょうがないなと笑ってくれたので、


私は近くの洋食屋さんまでそのままユキちゃんと腕を組みながら歩くことができた。






…我ながら、自分の勇気に驚いた。



恥ずかしいけど、やっぱり嬉しくて…。




こうしていると私達、何か恋人同士みたいじゃない…?




私はかなり舞い上がっていた。