ショッピングモールのレストラン街の
オムライス屋で食べることになった。
メニューを決めて来るのを待っていた。

スマホを渡してくれた。
「はい。どうぞ。」
「あっ、ホントにありがとうございました。
助かりました。」
「名前、聞いてもいい?」
「私は、近藤美月と言います。」
「歳は?」
「26歳です。看護師してます。」

「看護師さんなんだ!すごい。
 俺は、田嶋雄介。29歳で、今、I T関係の仕事してる。」
「ITってよくわかんないですけど、すごい感じします。」
笑われた。

オムライスが来て、食べながら話した。

「ホント、素直で面白い。」
「バカっぽいですよね?よく言われます。」
「看護師で、バカっぽいって、大丈夫?
そんな看護師さんにみて欲しくないなぁ。」
笑われた。
「そうですよね。」
落ち込んだ。でも、おっしゃる通り。
「冗談だよ。きっと患者さんに人気あるだろうね。」
「そんなことはないですけど、頼まれてとこと忘れたり、つまずいたりしても、みんな笑って許してくれます。」
「そんな感じする!」