「あ、待って。俺からもう一回言う。」
「は?」
「俺と付き合って下さい。」

『なぜ、やり直しした?』
笑った。
「はい。」
また、ギューッと抱きしめられた。
「痛い。」
「あっごめん。つい力が・・・。」
笑った。

「雄介くんといると楽しいです。いつも笑わせてくれて、笑ってくれて、でも、冗談なのか本気なのかわかんなくて、モヤモヤして、
ムカついたりして、私の感情がぐちゃぐちゃになる。でも、だからいつも、雄介くんのことかんがえてました。」

「ありがとう。」

車に乗った。
「俺んち来る?明日休みでしょ?」
「なんでわかったの?」
「俺はなんでも知っている。」
得意気に言った。
「嘘。適当に言った。(笑)」

「で、俺んち来る?」
「行きません。」
「え?来ないの?」
「冗談。行きます。」
「無理やり連れて行くけどね。俺んちに向かってるし・・・。」
「もう。」
ペシって腕を叩いた。
「痛っ。」
「え?ごめんなさい。」
「うっそ。」
「美月の力で叩かれても痛くないわ。」
「あっそうですか。」
ムスッとした。