お寿司はすごく美味しくて幸せだった。
「美月って、ホントに美味しそうに食べるよね?」
「食べるの大好きなんで。」
笑われた。
「いいよ。そういうの。
大将も嬉しいっスよね?」
「そりゃあ、嬉しいよ。美味しそうに食べてくれる顔見れたら、やっててよかったって思うもん。ありがとう。」

『大将に同意を求めるな。大将も答えなくていいし。恥ずかしい』
照れた。

「ご馳走様でした。また来るね。」
「ご馳走様でした。」
店を出た。

「夜景見に行こう!俺の特別な場所、美月に見せたい。」
「はい。」