「そう。俺たちが出会った瞬間。再会した瞬間。初めて手を握った瞬間。抱きしめあった瞬間。キスした瞬間。それから、この子が宿っていることが分かった瞬間。」
想像だけで幸せな瞬間だとわかる。
「この奇跡の瞬間は、俺正直泣きそうだったんだ。桐乃は俺が言葉にしなくても、いろいろなことわかっちゃうからなー。きっとばれてたと思うけど。」
紫苑は私のお腹に手をあてて、優しい表情になる。
そのやわらかな表情はすでにパパの顔だ。
「桐乃が事故に遭って、もう一度目を開けてくれた瞬間。それから」
「・・・それから?」
「今」
「・・・今?」
「そう。今。」
紫苑は私に視線を戻すと、そっと私にキスをした。
「前に言ったけど、俺もう一度こっち向いてもらえるように努力するって。生きていれば何度だって恋できる。愛し合えるって。でも、俺、知らなかったことある。」
「知らなかったこと?」
「そう。」
大きくて熱い手で私の頬を包み込む紫苑。
想像だけで幸せな瞬間だとわかる。
「この奇跡の瞬間は、俺正直泣きそうだったんだ。桐乃は俺が言葉にしなくても、いろいろなことわかっちゃうからなー。きっとばれてたと思うけど。」
紫苑は私のお腹に手をあてて、優しい表情になる。
そのやわらかな表情はすでにパパの顔だ。
「桐乃が事故に遭って、もう一度目を開けてくれた瞬間。それから」
「・・・それから?」
「今」
「・・・今?」
「そう。今。」
紫苑は私に視線を戻すと、そっと私にキスをした。
「前に言ったけど、俺もう一度こっち向いてもらえるように努力するって。生きていれば何度だって恋できる。愛し合えるって。でも、俺、知らなかったことある。」
「知らなかったこと?」
「そう。」
大きくて熱い手で私の頬を包み込む紫苑。



