記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される

紫苑の作ってくれる料理はどの料理もつわり中の私が食べられるような味付けにされていて、つわりのひどい日も、彼の作るものは食べられるものが多かった。

食事をすませてから私はもう一度アルバムを見た。

一通り懐かしいアルバムを見終えてから、私はリビングへ戻り、ソファに座った。

もうひとつ、今日、向き合いたいことがあった。

それはまだ中を見ていない、携帯電話。

暗くなったリビングの明かりをつけて、ホットミルクをいれてから、私はもう一度ソファに座り、携帯電話を手にした。

自分のものなのに。
見た目も覚えがあるのに、なぜか緊張して少し手が震える。