「ゆういちくん、
 私と結婚したい?」
「わからない。俺、今、宅建をとって、10年以内に、自分の事務所を立ち上げたいと思ってる。
 祐希が夢に向かってる姿を見て、俺も、夢を持ちたいと思った。でも、そのためには、今、結婚とかじゃないと思う。
 成功するかわからない夢に、巻き込みたくない。だから、今じゃない。」

私は、その言葉を聞いて決意を決めた。