幸せな二人(運命の歯車 if)

 クラスの男子にも、お父さんにも、アイドルにだってこんな魅力を感じたことはない。

片口君にメロメロだった。

びちびちびち!
片口君は跳び跳ねながら私のもとへ向かってくる。海に住むボディなだけあって、陸用ではないそれを懸命に、私のために動かす。


ごめん……
いけないってわかってるけど、ドキドキしちゃうよ。

誰にも内緒。危険な恋。
「やっぱり、身体が心配だよ。いつもの場所に戻ろ?」

私はハッと我にかえって、専用水槽にまたうつす。