それから、時々、遊ぶようになった。待ち合わせはしてないものの、よく遊んだ。

小学4年生で、クラス替えがあり、イジメは減り、友達もできた。
それでも、時々、涼太くんと遊んでいた.

小学6年生が終わる頃、涼太くんに言われた。
「ごめん。僕、引っ越すんだ。
 親が離婚して、母親について行く。
おばあちゃんちで住むらしい.」

「寂しい」と泣いた。
「大丈夫。また、会えるよ。」
笑顔でバイバイした。

それから、14年の月日が流れた。