そこに、知らない男の子が来た。

私は帰ろうとした。
「待って。」
「話しよ。」
「僕は、秋山涼太。小学3年生。南小学校。君の名前は?」
「私は、松山楓。西小3年生。」
「僕と、おなじだね。」
彼とのはじめての出逢いだった。

「何かあった?話して。」
いじめられてることを話した。
「そっかぁ。
 僕も友達いなくてさあ、友達になろうよ。ここなら、誰も来ないし、2人で遊べば寂しくないよ。」
「うん。」