次の日、仕事に行った。
涼太くんは、退院していて、いなかった。

同僚が、騒いでいた。
「退院しちゃったの?寂しい。」
「色紙書いてくれたよ。」

色紙に、サインとお礼が書いてあった。
病棟にかざられていた。
私は、見たくなかった。

日勤の仕事はなんとかこなせた。