生徒会室で甘い、秘密の時間

｢そっか。ちはるごめん。行ってきてもいい？｣


｢もちろんだよ。なんですずが謝るの？｣


なぜだか申し訳なさそうに言ってくるすずにこっちが罪悪感。


｢だってちはる、一生懸命勉強してるし｣


｢いーの。いーの。いってらっしゃい｣


｢ありがとう｣


本当にすずは優しい。


私が一生懸命勉強してるからってすずまでそんなの気にすることないのに。


｢じゃあ三人とも、私は行くね｣


早く行かなければ会長先輩が不機嫌で気まずくなってしまう。


｢うん、頑張って｣


私は三人に手を降り、いつも通り東側の生徒会室に。