生徒会室で甘い、秘密の時間

「それで?」


ヤバい。会長先輩が不機嫌になってきてる....!


「だから今月、つまり九月から生徒会は準備することにしたのよ。
でもちはるちゃんのテストも大事」


私ひとりのテストと入学説明会。


それじゃあ比べ物にならないくらい、入学説明会の方が大事。


ということは。


これで生徒会に勉強を教わるのは最後、なのかな。


「私たちは教えるほど学力はない。だったら準備をした方が効率的」



「じゃあ宇佐美ちゃんはどうするの?」


やっぱりここで勉強を教わるのはもう終わり⎯⎯⎯⎯⎯ ?


只でさえ勉強出来ない私がこれから生徒会に教えてもらうことが出来ないんだったら退学の未来しか見えない。


陽翔先輩が聞いて私も莉穂先輩の次の言葉に耳をすます。


「だから教えるに学力が値している乙坂くんがちはるちゃんを教えてその他生徒会メンバーが説明会の準備をする。
そう先生に言われたの」


「....え?」


オトサカクンガチハルチャンをオシエテ....?


オトサカクンガチハルチャンをオシエテ....。


乙坂くん⎯⎯⎯⎯⎯ 会長先輩....!?