生徒会室で甘い、秘密の時間

「なんですか?」


眼鏡をクイっとあげて正面をむく神山くん。


「いや、なんでもない。ごめん」


そこから二人して無言。


き、気まずい....。


話題、話題。


なにか話題ないかな。


「どうしたんですか?入らないんですか?」


横で声がしてハッとする。


私ってばボーッとし過ぎ。


「ごめん、入るよ!」


そう伝えて生徒会室に入る。


中では莉穂先輩がソファーで待機していた。