「そうそう。莉穂先輩もいるけど他にもまだいるよ?」


「あー、一年の神山とか、会計のイケメン先輩とかかぁ」


「よく知ってるね」


私は生徒会のメンバーなんて関わるまで詳しくは知らなかったのに千隼が知ってるとか意外。


生徒会って影響力あるんだな。


「あとさ」


「どうしたの?」


気まずそうに千早が言葉を濁す。


言葉を濁すなんてなんか珍しい気がする。


「その、その生徒会の生徒会長ってさ」


「あー、怖い人だったかなぁ。とっつきにくい感じ」


思わず思い出して身震いする。


睨まれただけですごい迫力だった。