「しかも気持ちよさそーに」


「ふぇ....」


相変わらず大人っぽくて美人なすずと子供っぽい私。


学校で居眠りなんてますます子供じゃん。


「あと先生に呼ばれてたから行きなよ」


「うん、ありがとう」


「なんか悪いことしたの?」


「え?いやぁ....。わかんない」


教室を出て職員室へと足は向く。


きっと呼ばれる理由はあれだ。


昼休みに職員室に寄る生徒なんてなかなかいないから職員室前にいる私はだいぶ浮いて見える。


「失礼します。一年D 組の 宇佐美(うさみ) です」


「おう、宇佐美。入れ」