ホームセンターから帰ると、八時三十分。


急いで仕上げないと。


でもそれより⎯⎯⎯⎯⎯


「会長先輩、綺麗に仕上げましょう」


「もちろん」


そう言いながら生徒会室の扉を開けると明るい声が飛び込んできた。


「ぷ、莉穂ちゃんペンキ付いてる」


「え?どこ?」


「そこ、そこ!顔だよ」


「大緑先輩、これどうすればいいですか?」