「あ、」


後ろから聞こえる、声。


「え、千隼....!」


少しバツの悪そうな顔をした千隼。


「あのさ、ちはる」


千隼にやっと会えたんだ、この機会に謝らなきゃ!


「 「ごめん!!」 」


私と千隼の声が重なる。


「え、と。千隼?」


なんで千隼が謝るの?


私が千隼のこと、叩いたのに。