「どうした?」


私が奇声をあげたからか、会長先輩はびっくりしてる。


「あ....いや、あの大切なヤツって....」


「あ?可愛いヤツだよ。そいつ」


か、可愛い....それって絶対会長先輩の彼女さんじゃない?


「そ、そうなんですね」


会長先輩に彼女さんがいるってことは、会長先輩を好きってかなり迷惑なことしてない?私。


「あー、もうこんな時間か。
遅いし宇佐美、気を付けて帰れよ」


「わかりました。レモンティー、美味しかったです。
ありがとうございました」


少し残ったレモンティーのペットボトルを傾けて一礼。


うん、今日のことは忘れよう.....。