心臓が持たないっ....!!


会長先輩は私を意識してないとはいえ、距離が近いからっ....。


会長先輩が机に浅めに腰かけて長い足を組む。


「美味しいです」


「そ」


「レモンティー....私、好きだったんですけど、会長先輩も好きなんですか?」


昔、大好きだったレモンティー。


よく、りんちゃんと飲んでた。


懐かしい....。


「ああ、俺レモンティーは好きな方。
大切なヤツが好きだったから」


さらっと言い放つ、会長先輩はレモンティーを一口。


「うへぇっ....!?」


大切なヤツ....とは。


彼女さんいるのかな。