生徒会室で甘い、秘密の時間

「はっ!?」


チャラ先輩たちが一斉に振り向く。


「こいつ、嫌がってますよ。今からでも受験に響くんじゃないですかね?」


さらりと黒髪が揺れる、そんな彼。


私も振り向けば、心の中で呼んだ人⎯⎯⎯⎯⎯ 会長先輩がいた。


「っ....!」


なんで、いるんだろう。


なんで、来てくれたんだろう。


「タチ悪....」


そうしてチャラ先輩たちはすぐに去ろうとする。