生徒会室で甘い、秘密の時間

「失礼します....。
あの....生徒会の案内表を作ってるんですけど、A組さんの出し物を聞きたくて」


A組にはまばら人がいるものの、ほとんど人はいない。


「どーしたの?あ、この前スピーチしてた可愛い子じゃんー」


教室にいた男の先輩が顔をあげてこっちに向かってくる。


なんか怖い....!


その男の先輩はちょっとチャラめの風貌をしている。


「すみません....」


危険を感じてじりじりと退いていく。


さらに同じく教室にいた、チャラめの三人も私を囲う。


「お前怖がられてんじゃん」


輪の中の一人が言うと最初に声をかけてきた先輩はハハッと笑う。


「ひでーな。てかキミ、出し物教えるついでにちょっと遊ぼーよ」


骨ばった手が私を捕らえる。