生徒会室で甘い、秘密の時間

陽翔先輩が言った瞬間、私の中で何かが溢れた。


急いで行かないと....!


全速力で階段を降りて資料室に飛び込む。


そこにはだらんとした莉穂先輩が横たわっていた。


「莉穂先輩っ!莉穂先輩!」


「宇佐美、揺らすな」


莉穂先輩を揺さぶる私の手を会長先輩は掴む。


「うぅ....莉穂先輩....」


「とにかく、瑞季。俺は保健室に連れてくから資料室の状況調査しといて」


「わかった」


陽翔先輩は莉穂先輩をお姫様だっこで運ぶ。