「このクラスでは何をやりたいか学級委員さん、司会よろしくね」


「えーと、何やりたいですか」


半ばやり投げな学級委員の横田さん。


「なんでもいいんでー」


それに同調して学級委員の夏木くんもやり投げな感じ。


「はいはいはい!俺、劇がいいー」


「いいじゃん」


「それでいいよ」


お調子者の男子が声をあげて同調の声が多くなっていく。


「じゃ、劇でいいですか?」


学級委員が即決してみんながうなずいたので、劇に決まった。