「その⎯⎯⎯⎯⎯ ちはると会長は付き合ってないってやつ」


「ほんとだよ!
私たちどうして付き合うことになるの....!?」


どこが付き合う要素になっちゃうのか。


「だって二人が駅前でクレープ食ってたの見たから」


「あ、あれはお礼だよ、お礼!!」


あの場面から見られてたなんて。


「そ。じゃあさ」


千隼が近付いてきてグッと顔が近付く。


またキス⎯⎯⎯⎯⎯ ?


「俺と付き合ってよ、ちはる」


こんがり焼けた顔が私の耳元にきて、囁いた。


千隼の手は私の体に巻き付いていて。


千隼、どうしたの⎯⎯⎯⎯⎯ ....?