「ひとつ言わせてもらうと生徒会としてはこのままじゃマズいかもね」


「えっと....それはどういう」


「学校の一番上の生徒会がこんな炎上して、しかも恋愛沙汰で炎上なんて。
信頼にも関わる」


「ごめんなさい....」


莉穂先輩の説明にますます頭を下げるしかなかった。


「なんとか誤解を解かないと、宇佐美さんも大変ですよね」


「まあそなんだろーな」


神山くんはパソコンのキーボードを触り、会長先輩が覗きこむ。


「何してるの、二人とも」


陽翔先輩もパソコンを覗きこむ。


「あれ。“緊急生徒会朝礼について”?」