「また嫌がらせされるかもしれないってことに気付いたから送ってく」
よく見ると会長先輩は息を整えている。
きっと走って追い付いてきてくれた。
だけど。
「いえ、あの、ほんとにっ大丈夫です....。
会長先輩だってやらなきゃいけないことあると思うし。
また迷惑かけちゃうので」
会長先輩生徒会長だし、私のことばっかりかまっていられないって。
「あ?」
低い声で眉をひとつ上げて睨まれた。
「すみません....」
「謝りすぎ。
人の善意を受けとる時って“ありがとう”じゃないのかよ」
「は、はい....。
ありがとうございます」
よく見ると会長先輩は息を整えている。
きっと走って追い付いてきてくれた。
だけど。
「いえ、あの、ほんとにっ大丈夫です....。
会長先輩だってやらなきゃいけないことあると思うし。
また迷惑かけちゃうので」
会長先輩生徒会長だし、私のことばっかりかまっていられないって。
「あ?」
低い声で眉をひとつ上げて睨まれた。
「すみません....」
「謝りすぎ。
人の善意を受けとる時って“ありがとう”じゃないのかよ」
「は、はい....。
ありがとうございます」

