｢心配したよ！教室で騒ぎになってる。
ちはるは悪くないって。あの子ら会長と仲良いちはるを嫉妬してるだけ｣


｢うん｣


｢やっぱり教室戻れなそう？｣


あの教室に戻るのは正直怖い。


私はもちろん、私のために動いてくれている会長先輩も傷付けられそうで。


｢すずは....ずっと私の友達でいてくれる？｣


｢そりゃそうでしょ。
だってちはる、間違ってないんだし｣


会長先輩の言葉は⎯⎯⎯⎯⎯ 本当だった。


すずは私の味方でいてくれる。


｢すず、戻ろ｣


｢うんっ｣


すずの瞳は少しだけ潤んでいた。