「てかそういうの気にしなくても、ほとぼりはすぐ覚める。
宇佐美には助けてくれる奴がいんだろ。風間とか、あの東條って奴とか」


「はい....」


莉穂先輩もすずも。


こんな私を助けてくれるかな。


「それより、この前の熱が出たときの見舞いって」


あ....。


顔の熱が一点に集中する。


鮮明に覚えている、会長先輩に抱きしめられて....頬にキスされたこと。


会長先輩は覚えていませんように....。


「あの日のお見舞いはですねっ、」


「あの日の見舞いは宇佐美だったのか」


あ、そこから覚えていない感じ?


「そそそそうです!」


「なんか起きたらプリンとかあったからビックリした」


「いや、あの....莉穂先輩が用意してくれたんです、」