そう言われて、熱を持った頬に優しく口づけられました。修太郎さんの唇がひんやり感じられる程度には、ほっぺに朱がさしてしまっているみたいです。この暑さは湯上りだから、だけではないと思います。

「上気した貴女はとても魅力的です」

 修太郎さんの言動に戸惑いながらも彼から目を()らせない私に、視線を絡ませたまま修太郎さんの唇が首筋へ降りてきて――。

「ひゃっ」
 修太郎さん、それ、くすぐったいし……変な感じがするのですっ。

「寝室へ行きましょう。お約束通り、キスのその先を二人で……」

 私は修太郎さんにお姫様抱っこをされて、寝室へ連れて行かれました。

 ドキドキしてパニックになりそうですっ。