がらがらと、ドアが閉まる音がして。 ベッドの脇の椅子に、柳井先生が座る気配がした。 もう少し、もう少しだけ……。 先生と2人っきりでいたいな……。 だって、こんなに安心できる空間は、他には、ない……。 もうすぐ、こんな日々も終わってしまう……。 先生。好きだよ。 とても、とても。 目を瞑ったまま、夢と現実の間で、思っていた。