君とベビードール




「んで?なんかあったの?いや、なんかなきゃあんなとこで、しゃがみ込んでたりしないよなー」



あたしに気をつかってくれたのか、『はは』なんて、笑ってくれた。



「…なんか、いろいろあって…」



久し振りに偶然会った同級生に、総てを話していいものなのか、迷ったあたしは結局、そんな風にしか言えなかった。



「まぁ、さ?話したくないんなら話さなくてもいいけど、こうして偶然会えたんだからこのあと飯でもどう?」



重たい空気を払拭するような、明るい及川くんの声に、



「うん。ご飯行きたい。」



答えていたあたし。